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21世紀の精神○常者

      2015/12/22

こんにちは!シルバーアクセサリー【pra-na】の阿部です!

今回は昔のレコードジャケットについて少しお話ししたいと思います。昔、特に70年代のロックのアーチストにとってアルバムジャケットというのは今では考えられないくらい非常に重要視されていました。

昔はジャケ写=アーチスト写真でした

なぜ70年代かというと、それまでのレコードジャケットというのはアーチストの顔を覚えてもらうためのプロモーションのツールという考え方がありました。そのため男だろうが女だろうが顔が大写しというジャケットがよく見られました。

もちろん日本でもアイドル(松田○子さんなど)などのアルバムではポートレートが重視されていましたが、ファンであれば顔も好きなわけですから、それを目的に買う人がたくさんいることは理解できます。

ですが日本人の感覚からすると、アイドルでもないおじさんの顔を目的にレコードを買われることはないだろうと思われますが、白人の男性は彫りが深いので意外と魅力的なジャケットに仕上がっている場合が多いのです。つまり絵としてそこそこまとまってしまっているので、ジャケットはアーチストの顔をモチーフとする事で思考停止に陥っていました。

ジャケットでロックの可能性が広がる

モチーフがアーチストの顔に限定されていては、差別化も計りづらくなり、クリエイティブの面でも自ずと創造性に限界が出てきますので、60年代後期辺りから顔ジャケではなく音楽の世界観をビジュアルで表現するアートワークが一気に花開く時代を迎えます。

ジャケット

その代表的な作品がキングクリムゾンの「クリムゾンキングの宮殿」ではないでしょうか。おそらく音楽好きの方なら一度は目にした事があると思いますが、アートワークを含めた音楽、歌詞など、トータルコンセプトのもと制作されたこの作品は、真の意味でのプログレッシブロックの出発点にして頂点といわれていいます。音楽的にはジャズや現代音楽など実験的な要素を多く含みながらも、ロバート・フィリップの描く世界観を余すとこなく見事に表現しきっています。そこに神懸かり的にあのジャケットが描き出される訳ですが、全くの自由ではなくあくまでも音楽からのイマジネーションをビジュアル化する事、それのみを課題として与え、あとはイラストレーター、バリー・ゴッドバーに全てを託す事になります。
ロバート・フィリップがどういういきさつで当時全く無名だった彼にイラストを発注する事になったかはよくわかりませんが、凄い嗅覚ですよね。ちなみにこの顔は彼の自画像だそうです。そしてこの表の顔だけではなくジャケットを開いた所もしっかりその世界観を描ききっています。彼はこのあと1970年に亡くなりますが、もし生きていればその後のキングクリムゾンのアートワークも依頼する事が決まっていたそうです。

さらには当時の邦題「21世紀の精神異常者」もなかなか秀逸ですよね。ダイレクトな題名ですが「21st Century Schizoid Man including Mirrors」ではイメージが全く浮かびませんから…しかし残念ながら近年はこういった言葉は倫理的に問題があると扱われているため、邦題は「21世紀のスキッツォイド・マン」と改変されているようです。

こうしてプログレッシブロックに限定される事なく、レコードジャケットはロックにおいて欠かすことのできない重要なファクターとなりました。その始まりがこの作品であると特定は出来ませんが、後世に非常に大きな影響を与えた事に疑う余地はありません。

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